日記

心の中に棲む天邪鬼

心というものは、自分のものなのに、
この世の中でもっとも自分の思い通りにならないものです。

他のことであれば自分の意思によって操ることができますが、
自らの心だけは、操ろうとすればするほど暴れ出したり、
自分の意思とは常に逆の方向に動いたりします。

あらゆる行動の原動力は心ですので、
自分の心を思い通りにすることができたらどんなに楽になり、
どんなに良い行動を取ることができるでしょう。

何事にも作用と反作用があるものですが、これは心においても
同じで、誰の心の奥底にも「天邪鬼」が棲んでいます。

「成功したい」と思えば思うほど、失敗への力が働き、
「忘れたい」と思えば思うほど、忘れられなくなります。

「別れてしまった好きな人のことを忘れたいのですが。」

というご相談をよくメールで送っていただきますが、
そんな時には、

「その人の好きなところたくさんイメージしてください。
 そして、その人のことを強く強く想ってください。」

とまるで逆のことをアドバイスしています。

忘れたいのであれば、心の中の天邪鬼の力を逆に利用して、
想いを強くしたほうが、不思議とすっきりして、
いつの間にか忘れられるものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。