日記

心の中の魔物

自分のことを醜いと知った人間はもう醜くなんかない。

という言葉があります。
人間は誰もが自らの中に欲望の魔物を一匹飼っていて、
時としてそれが暴走し醜悪な事態を招いてしまうものですが、
そんな時にはひどい自己嫌悪に陥りますね。

本当に醜い人というのは、自らの中の魔物に操られていながら、
その魔物の存在が見えない人のことを言います。

どんなに善い人の中にも悪の闇は存在するものですし、
どんなに高徳な人の中にも欲望の魔物は潜んでいるものです。
(お寺の和尚さんだって魔物を飼っていると僕は思っています。
むしろ、お寺の和尚さんの心に棲んでいる魔物のほうが
醜悪なことが多いのは不思議なことですね。)

自らの中にある醜い部分を認めないのは単なる無知者であるし、
その醜さが招いた醜悪な事態は、ある程度は認め合い、
許し合い、労わり合って生きていかなくてはなりません。

かと言って、「わたしは欲望のままに生きます。」と
開き直ってしまうのも問題ですが。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。