日記

心の美しさは目に見える

心は目には見えないとされていますが実はそうでもありません。

脱いだ靴や服の扱い方、扉を閉める時の音、
トイレットペーパーをちぎった後の形状などはみんな、
その人の心を映しているものです。

美しい人が家の中に入る時、脱いだ靴をきれいに揃えるのは、
そうしなければいけないと意識しているわけではなく、
「そうしないと気持ち悪いから」です。

美しい人が扉を丁寧に静かに閉めるのは、
扉が壊れることを避けるためではなく、
周囲の人たちの心の湖に石を投げ込まないように、
という気遣いからです。

トイレは完全な「個」の空間ですが、
こういう場所でこそ自分の心の状態を知る良い機会ですね。
誰も見ていないからこそ、もっとも「素」の自分が現れます。

トイレットペーパーのちぎり口の美しさは、
その人の心の美しさに比例すると言っても良いでしょう。

僕が尊敬しているあるプロダクションの会長さんは、
僕が会社にお邪魔した時に、
プロダクションのタレントさんが椅子をすすめてくれたのですが
その椅子がテーブルのラインに対して少し曲がっていたのを見て

「椅子が曲がっているじゃないか。」

とそのタレントさんをお叱りになられたことがありました。

こんなほんの些細なことに、その人の内面が表れてしまう
ということを教えていただいたようで、
とても感動したのを覚えています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。