日記

心を美しくしたいから掃除をする

怒りや恐怖、イライラや悲しみ、孤独感などが心に及ぼす
負の影響は、人間であれば誰もが知っていることでしょう。

そしてまた、そのような感情は、人間が生きていく上では
絶対に避けることができないこともまたよく知っています。

それでは、そのようなやっかいなものが心に発生しても
その悪影響をできるだけ少なくするためにはどうしたら
いいでしょうか。

その鍵は、日常生活の些細なことの中にあります。

たとえば僕は

「何をやってもうまくいかないし、イライラしてばかりです。
 人のことを羨むだけで、結局自分は何もできません。
 この負のループから抜け出すにはどうしたらいいですか。」

などというご相談を受けることがありますが、そのような時に、

「朝起きたら、カーテンを美しく束ねてください。
 そして、布団をきれいに整えてください。」

とアドバイスします。

一見するとまるで関係のないことのように見えますが、
心のモヤモヤというものは、日常生活の「具体的なこと」を
丁寧にやろうと心がけることで消えていくものです。

身の回りのことを「美しく」しようとしていると、
不思議なことに心の中にも美しいものが入ってきます。

僕は一週間に一回、部屋やキッチン、トイレの床を
すべて水拭きするようにしています。
掃除機をかけただけでは取れない汚れを、
雑巾と水ですべてふき取るようにイメージして磨きます。
お寺を水拭きする坊様のような心境で、
やっているうちに心の中も整ってくるから不思議です。

週一回の床の水拭きは、家をきれいにすることが目的なのでは
なく、自分の心を美しく整えたいためにやっているのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。