スマートフォンのOSやパソコンのソフト、Webサービスなどは、
定期的にアップデートされます。
新しい機能が追加されたり、見た目が新しくなったり、
ユーザーにとっては嬉しいことが多いのですが、
多くのユーザーは、まずはとりあえず文句を言います。
「使いづらい。」
「不具合が発生した。」
など、たくさんのネガティブな文言が飛び交います。
技術者がどんなに事前検証を重ねてもいくつかのバグは
残ってしまうもので、最終的には膨大なユーザーたちが
実際の生活の中で使用することによって「最終検証」をし、
その報告を元に修正を加えるという流れになります。
ユーザーの中にはそれを「人柱」と呼んで、
アップデートのリリース直後は、人柱になることを避けるために
アップデートせずにしばらく待ち、エラーなどの報告が出た後に
ようやくアップデートを実行するという人もいます。
アップデートには何らかの不具合が発生するものであると、
予め自己責任感を持った上で実行したほうがいいですね。
そして、「使いづらい」というのは、完全に個人的な問題です。
これまで慣れていたものとは違う仕様になるわけですから、
「使いづらい」と感じるのは当然のことで、
新しい仕様に自らが慣れれば良いだけの話です。
それは面倒だ、そういうのは嫌だ、と言うのであれば、
最初から「アップデートはしない」という選択をするべきです。
何の問題もない完璧なアップデートというものはこの世の中に
存在しないですし、新しい仕様に慣れる訓練をすることもまた
ユーザーの義務であると思ったほうが良いでしょう。