忘年会の季節となりました。
いつもよりもお酒を飲む機会が増えますね。
お酒は感情を増幅させる効果がありますので、
好きな人と楽しく飲むとその「楽しさ」が増幅しますし、
嫌いな人と嫌々飲むとその「嫌々」が増幅します。
好きでもない上司や同僚と飲む会社の忘年会を
苦痛がる人が多いのもそのせいですね。
また、お酒は日頃閉じ込めている感情を解放し
暴走させるちからも持っています。
いつもは物静かな人がお酒に酔うとまるで違う顔を見せ、
大声で大暴れ、などというのもよくある話ですね。
最近「危険ドラッグ」の事件や事故が増えていて、
先日もNHKスペシャルで特集されていましたが、
このような番組や外国映画で出てくるドラッグのシーンを観ると
これはお酒もまったく同じだと思ってしまいます。
アメリカではお酒はすでにドラッグと同じような扱いを
受けているようで、日本では仲の良い人とのランチでちょっと
飲んだりすることがありますが、そのようなことをすると、
アルコール中毒者とみなされてしまうそうです。
僕は北国生まれのせいかお酒は強く、大好きなのですが、
まったく飲まなくても平気です。
ウィスキーをストレートで何杯も飲んでも平気ですが、
一年以上まったく飲まずにそのことに気が付かなかったことも
ありました。
お酒に酔って仕事をするのはもってのほかと言われますが、
僕がやっている作曲など創作の仕事に関して言えば、
少しお酒が入ったほうが良いものが出来上がることがあります。
もちろん泥酔した状態で作る音楽は100%名曲になりますが、
翌朝には良いところがひとつもないゴミくずとなります。
経験上、創作にもっとも良い状態となるのは、
僕の場合はビールであればコップに半分、
ウィスキーであればほんの一口ちょっとなめる程度、
そのくらいで意識がふわっとやわらかくなって、
これから作ろうとするイメージが色付いてくる感じがします。