うれしはずかし思春期には、
「恋よりも愛のほうが強い。」
だとか、
「あの人を想う気持ちが恋から愛に変わった。」
などと熱く語り合っては無駄に時間を浪費していたわけですが、
今にして思えば、恋も愛もまったく同じものであって、
それはただ「好意」というものに
勝手に名前を付けていたに過ぎず、実はもっとシンプルに
「好きか嫌いか」
だけなのだと思います。
色に濃いと薄いがあるように、好意にも濃い薄いがありますね。
社会的には負とされていて、
他の多くの人にとっては嫌がられてしまう部分、
たとえば、時間にルーズだとか、世渡りが下手だとか、
相手のそんなところをこの世の中で自分だけは好き、
と言えるほど強いことはありませんね。
他の誰でも好きなところを自分も好きなのは当たり前で、
重要なのは、相手の欠点を好きに思えるかどうかなのです。