日記

悪役

映画を観ていると、悪役のことを
腹の底から憎らしく思うことがありますが、
それは役者さんの演技が素晴らしいということの証明ですね。

悪役のできる役者こそが本物の役者だ、とか、
愛すべき悪役、などと言われることがありますが、
悪役の存在は作品においてとても重要です。

表情や声を巧みに操って「悪」を表現しているのですが、
それはあくまでも演技であって本当の悪ではありません。

人間的に悪いものを持っているがために、
顔にその悪の雰囲気が出てしまっている人が
この世の中には存在するものですが、それとは違います。

良いものを持った役者さんの悪の演技こそが、
人の心に響くのです。

逆に、ヒーローやヒロインであっても、
人間的に悪いものを持っている役者さんというのは、
何となく分かるもので、見ていて不快なものです。
残念なことですが、そういうキャスティングの失敗によって
台無しになってしまっている作品がたまにあります。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。