日記

悲恋を楽しむ

僕が日々いただくたくさんのメールの中には、
音楽制作のご依頼や、お仕事に関するもの以外に、
なぜか見知らぬ方からのお悩み相談が結構な数含まれています。

僕は音楽のお仕事をしておりますので、
音楽に関するお悩み事でしたら理解できるのですが、
なぜか恋に関する相談が多いのが不思議なところです。

自分が素直に感じたことを、また僕の過去の経験談などを交えて
考えられるアドバイスをお伝えするようにしているのですが、
いただくたくさんのメールから気付かされるのは、
人間の多く(特に女性)は、叶わない恋や悲しい恋を
言葉では「したくない、やめたい」などと言いながらも、
心のどこかでこっそり楽しんでいるのではないかということです。

悪い男にばかり惹かれてしまう、悪い女ほど魅力的である、
とよく言われますが、安定や安心という種類のものとは
まったく別の要素を人間は求めてしまうのかもしれません。

叶わない恋、忘れられない恋、というのは
一見するとネガティブな印象を受けますが、案外そうではなく、
もしかしたら人間にとって快感のひとつなのかもしれませんね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。