日記

情報を自ら切り捨てなければいけない時代になりました

音楽の鑑賞に関して、以前は

「あれもこれも聞く」

ということをずっと続けていましたが、最近では一週間のうちの
ほんの数日だけをそのような聞き方にあてて、他の時間はすべて
気に入った音楽だけを延々繰り返し聞くという方法に変えました。

これによって、より深く、豊かな音楽鑑賞ができるようになった
と実感しています。

これは何も音楽だけに限ったことではないでしょう。

インタ―ネットによって、誰でもどこにいてもいつでも、
あらゆる音楽や映画や文章コンテンツにアクセスすることができ
ます。

むしろ、あらゆる作品が向こうから洪水のように押し寄せます。

しかし、与えられている時間のことを考えてみますと、
すべての人が等しく一日24時間だけしか持っていません。

雪崩のように押し寄せる音楽や映像、文章をすべて受け取ろうと
するのは無理なことであり、またもしもそれができたとしても、
それは単に

「知る」

だけであって、

「味わう」

ということからは遠く離れた行為であると言えるでしょう。

むかしのように作品から豊かなものを受け取るためには、
情報を自ら遮断しなければいけない時代になってしまったのです。

今日の音楽

真夜中のメリーゴーランド(ハープ)/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。