日記

愛されることと愛すること

人間は誰でも「愛されたい」と思いますね。

しかし、本当に豊かで美しい人生を送ることができるのは、
「誰かに愛される時」ではなく「誰かを愛する時」です。

「いいえ、そんなことはないわ、私は愛されたほうがいい。」

とおっしゃる方は、愛されることによる安心感が欲しいだけ
ということが多いものです。
そしてその安心感の庇護のもとで、他の誰かを愛したりします。
つまり、愛されることだけでは不満に思い始めるのですね。
人間は「誰かを強く愛すること」でしか
生きている実感を感じることができない証拠です。

多くの人に愛される人よりも、ただ一人の誰かを強く愛する
ことのできる人のほうが幸せだと言えるでしょう。

もちろん、愛し愛され、その両方ならもっと良いのですが、
困ったことに、両方が叶った場合、
破綻がすぐそこまできていることが多いものです。

それは人間は安心感を感じてしまうと、とたんに堕落し始め、
強欲になり、傲慢になり、自分をコントロールできなく
なってしまう弱さを持っているからです。

もしもこの世に「永遠」があるとすれば、
それは、「願いが叶わない状態」のことです。

叶ってしまうと、あとは終わりに向かうだけです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。