日記

映画館を出たら美しい朝日が

池袋に新文芸坐という映画館がありまして、
ここは古い映画を上映するいわゆる「名画座」なのですが、
映画マニアにはたまらないプログラムが組まれることが多く、
学生時代よく通ったものです。

僕が学生の頃はまだ「新」の付かない「文芸坐」という名前の
映画館で、建物もかなり古めかしく、「むかしの映画館」
といった感じでしたが、そこがまた良かったものです。

今の「新文芸坐」は数年前に建て直されたもので、
ロビーもかなり明るくモダンな雰囲気になっています。
しかし「良い映画を映画ファンに届ける」というポリシーは
一貫して今も変わっておらず、大好きな映画館です。

特に、毎週土曜日の夜から日曜日の朝にかけて行われている
オールナイトでは、魅力的な特集作品を3~4本ほど
続けて観ることができます。

オールナイトが終わって、心地良い疲労感と眠気を感じながら
映画館を出る頃には、ちょうど美しい朝日が昇ってきて、
「一夜を共にした」見ず知らずの人たちと
まるで古くからの親友のような一体感を感じることができます。

お正月も休むことなく営業していて、
今年は、敬愛する山田洋次監督の映画祭が開催されますので、
ぜひとも行きたいと思っています。

お正月に見ず知らずの人と共有する『男はつらいよ』は、
格別の感動をもたらしてくれることでしょう。

新文芸坐のホームページ

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。