いよいよ今日で今月も終わり、
今年が始まって、はや一か月が過ぎました。
この調子で今年もあっという間に終わるのでしょう。
しかし、時があっという間に過ぎるという感覚は、
むしろ良いと言えるでしょう。
時間を気にせず(気にすることができず)没頭できるものを
持っているということだからです。
それが仕事であれ、育児であれ、趣味であれ、
何でも、時を忘れて手がけることがあるというのは、
とても幸せなことだと、いつか気が付くでしょう。
いつかというのは、たとえば病気になって、
ただ臥していなければいけないような時です。
時間の流れをとても遅く感じ、神経が疲れ果てます。
身体を横たえて休んでいるのに疲れるのです。
周囲から見たら、
「あの人はずっと寝てばかりいるのに」
と思われるでしょうが、本人は疲労感に苦しんでいます。
それは、時間の重さに押しつぶされそうになるという感覚です。
自分ではどうしようもできないもどかしさです。
時間があっという間に過ぎるという感じや、時間が足りないと
思えることは、とても幸せなことなのです。
タイムリミット/作曲:山谷 知明