日記

本は著者との会話

僕の父親は本が大好きで、実家の部屋の中は、
本屋さんか図書館と間違うくらい本で埋め尽くされています。

僕に似て(僕が似たのですが)、人付き合いが苦手な人間で、
口数も少ないほうなので、「本と会話」しているのでしょう。

と言いますのは、本というのは不思議なもので、
それを書いた人の語り口や人間性が素直に表れるものです。

音楽に関する本を読んでも、たとえば芸術家が書いた本は
詩的な表現が多く、曖昧で柔らかい感じがするのに対し、
音響学に精通した著者による本は、科学的で硬質な感じです。

言葉遣いや話の運び方にもその著者の人柄がよく表れます。

1冊の本を読むことは、1人の人間と話をするようなものです。
その人の考えや想いにじっくり耳を傾けることができるのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。