自分で決めたことが思ったように上手くいかないような時、
人はつい、それを誰かや何かのせいにしたがります。
自分が失敗したのは社会のせいだ、国のせいだ、あの人のせいだ
などと、自分勝手に「敵」を設定して責めます。
そうすることで失敗による痛手を他者に転換できるからであり、
苦痛を軽減することができるからです。
しかし、そのような態度では、いつまでたっても、
何をやっても、永遠に上手くできるはずはありません。
失敗したのは、他ならぬ、自分自身のせいなのですから。
一見すると、本当に他者のせいと思われるような時でさえ、
それをやろうと決断したのは自分自身なのですから、
その時に、リスクも考えるべきであったのです。
つまり、この世の中のどんなことも、究極的には、
すべて自分に責任があると言えるでしょう。
それは、自分の人生を生きているのは自分自身だからです。
人は、小さなことも含め、毎日たくさんの「決断」をします。
その「決断」ひとつひとつに、
「責任」がセットになっていると考えましょう。
そして、上手くいってもいかなくても、その責任を
自分自身でしっかり受け止めるようにしましょう。
そのように思うことで、心が強くなり、めぐりめぐって、
失敗の回数が少なくなってきます。
つまり、
「すべての責任は自分が引き受ける」
と断言できる人は強いのです。
疾走/作曲:山谷 知明