生きていると身の周りに物がどんどん増えていきます。
それは、「消費」のほうが「生産」よりも楽しく、
それによってストレスが解消されることさえあるからです。
しかし、そのためにいつしか部屋はたくさんの物で溢れます。
もうすでに使っていない物、買ったことさえ忘れてしまっている
物など、どれほど多くの「消費の残骸」に囲まれて暮らしている
ことでしょう。
こういったものをまず片付けることで、
生活に「空白」が生まれます。
そして、その「空白」を、すぐに新しい物を買って埋めるのでは
なく、そこから常に何か良いものが自分自身の中に流れ込んで
くる「魔法の場所」としてイメージしてみましょう。
そして次に、「消費」から「生産」へと、
行動の比重を移動してみましょう。
生活上の不便を感じたら、それを解消するための物を
すぐに買おうとするのではなく、
「今持っている物で何とかできないか」
と考えてみます。
今あるものが、アイディアと混じり合って、
新しい物として生まれ変わるでしょう。
「消費」は簡単です。誰にでもできます。
「生産」は苦労を伴いますが、あなたにしかできません。