日記

涙の絶対量

「この世界の涙の絶対量は決まっている」

という考え方があります。

この場合の「涙」というのは、うれし涙や感涙などを除く、
悲しみの涙、つまり「悲しみ」ということの比喩なのですが、
今この瞬間に笑っている人がいるその陰で、
涙を流している人が確実に存在します。

世界の涙の絶対量が決まっているのであれば、
今自分が笑える状況にある時は、他の誰かが涙を引き受けている
ということになりますので、笑えることへの感謝が生まれます。

「世界中のみんなが笑えますように」

というのは、理想であり永遠の夢ですが、
その実現をぼんやりと思い描いて過ごすよりも、
自分が笑顔でいられるこの時にも他の誰かは悲しみに泣いている
という想像力を持っていたいものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。