日記

涙は男の武器

「涙は女の最大の武器である」

と言われるように、女の人が泣くと男たちは
いかなる理由があっても許したりなだめたり優しくしたり
全身全霊で泣き止ませようとがんばるものです。

女の人が泣いている時、その98%は「うそ泣き」である、
と考えている冷酷な僕でさえも、女の人の涙には弱いです。
つまり、うそ泣きと分かっていても慰めたくなるのですね。

しかし、近頃はどうやら逆の現象が起きているようです。
女性が男性と同じステージで活躍できるようになり、
そのため男性は脇に追いやられ、たとえば仕事を例にして
見てみますと、男性よりも女性のほうが多く稼いでいる、
ということも珍しくない時代となりました。

つまり、男性は生きていくために、
涙を武器にしなければいけなくなってしまったのです。

僕の知人のある男性は女性関係にだらしがない男なのですが、
とにかくすぐに泣きます。
自分にとって不利なことを彼女に問い詰められると泣きますし、
「ほんとにごめん・・・」などと、さも落胆したかのような
ポーズ(本人は大真面目なのかもしれませんがあえてポーズと
書かせていただきます。)をして涙をひとつぶ落とします。
それはもう役者さん顔負けの演技力で、悲しみを、後悔を、
懺悔の気持ちを大げさに表現し、泣いて見せるのです。

冷静になって見てみると単なる女たらしの最低男なのですが、
「憂いを含んだ横顔とひとつぶの涙」は、
ずいぶんと女心をくすぐるらしく、女性関係に大忙しです。

このようなことは以前は女性だけの技術だったと思うのですが、
現在では男でもやる人が出てきて、
まさに「涙は男の武器」ということになったわけです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
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