日記

演奏家のゴール

音楽はもっと生活の中で活用されても良いといつも思います。
それは「音楽を聴く」だけではなく、心のままに歌ったり、
時には自分なりにアレンジしたり即興で演奏したり、
そういったことを誰もが楽しめたなら素敵ですね。

現代の音楽家は、自らの音楽活動のゴールを
「コンサートの開催」に設定しがちですが、
コンサートを開いたり、CDを作ったりしても、
それは音楽の「ゴール」では決してありません。

楽器を演奏したり歌を歌ったりするのは、
特別な訓練を受けた者だけの特権ではないはずです。
技術的な未熟さに臆して、音楽を奏でることをしないのでは、
人生があまりにもったいなすぎます。

高度な技術を持った演奏家の演奏をステージの下から
見上げるように「拝聴する」時代は終わりました。

病にやつれた人の手を取って心を込めて歌い慰めたり、
泣いている子供にやさしく子守歌を歌って聴かせるのは、
素晴らしいソプラノ歌手の歌と変わらぬ価値を持っています。

音楽は、聴くことも、演奏することも、
編曲したり作曲したりすることも、すべての人に平等です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。