日記

物ではなく体験を買いたい

年末となり、大掃除に励んでいらっしゃる方も多いのでは
ないでしょうか。

必要な物と必要ではない物をふるいにかけ、必要でない物は
思い切って処分、ということを断行する季節ですね。

僕はむかしから物を買う喜びはあまり感じない人間でしたが、
40歳になってさらにその気持ちは強くなり、その代わり、
物を買うよりも体験を買いたいと思うようになりました。

たとえば外食することを考えてみましょう。

あれを食べたいこれを食べたいという理由でお店を選ぶのは
単に食欲や空腹を満たしたいためだけであるので、
それは物を買うのと同じであると思っています。

ご承知のように、外食した時のお代の中には、
そのお店の家賃が含まれています。

これから食事をしようとするそのお店の空間は、
そこの家賃を肩代わりするくらい価値の有るものでしょうか。

体験する価値のない空間の家賃を払うのは、
とても無駄だと個人的に思っていて、それならば、
自宅で自分で料理を作ったり、お店で買って家で食べる方が
よっぽど良いということになります。

空腹を満たす目的だけなら、大手のファストフード店など、
コストを極限まで突き詰めたメニュー価格を提供しているお店
であれば、入る価値はあるでしょう。

しかし、中途半端な体験しかできないお店で、そのお店の家賃を
支払ってまで食べる意味はまったく無いということになります。

逆に、食べたことのないような異国の料理や、大勢で鉄板を囲む
焼き肉屋さん、ケーキの食べ放題などは、料理そのものを食する
楽しみよりも食べる雰囲気を楽しむ体験のほうに重きが置かれる
ので、そこには価値があるように思っています。

今日の音楽

水の中/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。