日記

狭く、深く、小さなことの積み重ねが一番の近道

人間は毎日の暮らしの中で、自らの「技術」を使っています。

仕事はそれこそ「技術の結晶」と言えるでしょうし、
その他のことでも、たとえば朝早く起きることや、
カーテンをきれいに束ねること、扉を静かに開け閉めすること、
健康を維持すること、身体のラインを美しく保つことなど、
ありとあらゆることが「技術」と言えるでしょう。

その技術の水準が低ければ雑な生き方になってしまいますし、
水準が高ければ美しく生きることができますね。

それでは、ある特定の技術を高めたいと思った時に、
どのような方法を取るのが良いでしょう。

それは、シンプルに言うなら、

「狭く、深く」

となるでしょう。

欲張ってあれこれ手を広げ過ぎると全てが浅くなってしまい、
何もやらないのと同じになってしまいます。
それは、人間が発揮できるエネルギーの量に限りがあるためです。
車だってガソリンが無くなれば走らないのです。
人間だって同じですよね。
限られたエネルギーを効率良く結果に結びつけるためには、
狭い範囲にそのすべてを注ぎ込むほうが良いのは明白です。

そして、「狭く、深く」やろうと決心したなら、
毎日それを確実にやっていきましょう。

「小さなことを積み重ねていこう」

という気持ちになってやると良いでしょう。

「狭く、深く」
「小さなことを積み重ねていく」

というのは一見すると遠回りなように見えます。
しかし不思議なことに、これが上達の一番の近道です。

また、最初のうちは、その「小さなこと」でさえ、
自分が思っているように上手くはできないと思います。

そのような場合には、意識的にでも良いですので、
自分に強制してやるようにしましょう。

たとえば、

「美しい姿勢になる」

という目標を定めたら、両肩を後方に引き延ばして、
お乳首を目になぞらえて、その目で遠くの景色を眺めるように
するのが良いのですが、それは最初のうちは、
かなり意識しなければできないでしょう。
少しでも気を抜くとすぐに猫背の状態に戻ってしまいますね。

最初のうちは常に意識して姿勢を正さなければいけません。
しかし、それを延々と続けていると、
そのうちに意識しなくてもできるようになります。

その段階になって初めて、
技術が身についてきたと言えるでしょう。

そうしてようやく次の技術の習得に進むことができます。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。