「涙は女の武器」
という言葉がありますが、女の人に泣かれると、
確かに言うことを聞いてしまいます。
心では「嘘泣きでしょう」と分かっていても、
言うことを聞いてしまいます。
男も女もそれを分かっていながらするので、
男女間における作法のようなものなのでしょう。
しかし最近、男が泣くことが多くなりました。
取引先の社長が、
「最近は男のほうがよく泣くよ。
仕事で失敗してその報告の時に泣かれるので、
こっちは強く言えなくなってしまう。
自分の立場が弱くなるととりあえず泣く男が多いね。
それに対して女の涙は最近見なくなったなあ。」
とおっしゃっていました。
女性が「オス化」しているという話はよく耳にしますが、
同時に男性も「メス化」しているのでしょうね。
僕の知り合いにも(僕よりも10歳くらい上の男なのですが)、
自分の身が危なくなると、
「本当にごめん・・・」
と力無くつぶやいて(力無くつぶやく演技だと思いますが)、
涙を堪え(涙を堪える演技です)、次に涙を一粒こぼして
憂いの表情を見せ、やがて号泣する(演技)で、
その場を丸く収めようとする人がいます。
一度ならまだしも、何度も何度もやるので、
それはその人の手法のひとつなのだと今では思っています。
特に女性とのトラブルにおいては有効のようで、
女が男の涙に弱いことを知っていてそれを利用します。
恋でもめ事があると必ずこの「逆ギレ&号泣手法」で
その場を逃れようとしていました。
女の子がやったら可愛い「逆ギレ&号泣手法」ですが、
男がやったら見苦しいだけです。