日記

知っていることとできること

「できる」ためにはまず「知る」ことが必要になりますが、
「知っていること」と「できること」は違います。
多くの場合、知っているのに、できません。

『自転車の乗り方マニュアル』という本を読んだからといって
すぐに自転車に乗れるようになるわけではありませんよね。

何度も転んで、痛い思いをして、恐怖と戦って、感覚をつかんで
やっと乗れるようになります。(しかし、一度できてしまえば、
あとは無意識でもできるようになります。)

できるようになるためには、知った後の次の段階、すなわち、
実際に行動し、失敗し、経験を積み重ね、改良し、また失敗し、
そういうことを繰り返して、みんなが知っている「やり方」を
自分に合うようにカスタマイズしていかなくてはなりません。

しかし、多くの人はこれをやりません。
とてももったいないことだと思います。

まずひとつめの罠として、

「知っただけで安心してしまう。」

ということがあると思います。
本を読んで知識として得た段階で、不思議な達成感と安堵感に
包まれるのです。(まだ何も達成していないのに。)

本を読んだだけで安心してはいけません。
得た知識を実際の行動に結び付けていきましょう。

そして、たくさん失敗しましょう。
100回の失敗の後にやっと1回の成功が待っているものです。
重い鉄の扉を100回開けなければ、
成功の楽園にはたどり着かないと考えましょう。

ふたつめの罠は「モチベーションの維持」です。
重い鉄の扉を100回も開けなければいけないのですから、
当然のことながら根性が必要となります。
負けそうになる時もあります。

そんな時に負けないようにするために、
自分を励ます方法を持っていなければいけません。
誰かに褒めてもらったり、叱咤激励してもらったり、
誰かと一緒にやったり(つまり先生と生徒の関係を作る)、

「一人ではない。」

と思うことがモチベーションの維持にはもっとも効果的です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。