日記

耳をすます・耳をふさぐ

人の話に耳を傾けないことは、
あらゆることで弊害をもたらします。

悩み事は解決されませんし、仕事の進化も止まってしまいます。
自分の欠点・弱点をいつまでたっても克服できませんし、
信頼してくれる仲間を失って孤立することになってしまいます。

自分に対する誰かの意見を受け入れることは苦痛を伴いますが、
それをしなければ成長することはできませんね。

人の話には素直に耳を傾けなければいけないというのは、
誰もが知っていることです。

しかし逆に、人の話に耳を傾け過ぎるあまり、
大きな弊害をこうむってしまう場合もあります。

たとえば、あなたの心の中にようやく決心が生まれたとします。

長い間思い悩んだ末に、

「こうしよう」

と、ついに決心したのです。

ところが、誰かがあなたの耳元で

「そんなことできないよ」

と、耳打ちします。

あなたの決心は揺らぎ、再び、
思い悩む日々に逆戻りしてしまいます。

「行動」に移すことができなかったのですから、
当然のことながら「結果」も生まれません。
せっかく一度は決心したのに、
最初から何もしなかったのと同じになってしまいます。

このように、自分以外の人の話が、自分の行動に悪影響を与えて
しまう場合というのがとても多いものです。

また、世の中に溢れている情報、テレビやラジオ、
インターネットから流れてくるニュースや噂話のほとんどは、

「耳にしないほうが値打ちがある」

と言っても良いくらいです。

なぜなら、情報というのものは、たとえそれが真実であったと
しても、発信者に多少なりとも益があるように計算されている
からです。
発信者は自分のためになるから発信しているのであり、
それを100%真に受けて行動すると、
いわゆる「カモ」になってしまいます。

たとえば、「お買い得情報」につられて必要のないものを
たくさん買ってしまう人などはその良い例ですね。
その情報の発信者(お店)の恰好のカモになっています。

「人の話を聞く」というのは、簡単なようで、
実はとても難しいことであると気付きます。

また、「人の話を聞く」というのは、受動的な行動に見えて、
実は能動的な行動であるということにも気が付きます。

「耳をすます」と「耳をふさぐ」のバランスを
よく考えなければいけませんね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。