日記

自分の中の魔物を手なずけよう

中島みゆきさんの歌にも

「わたしの敵はわたしです」

という言葉がありますし、
最近インターネットで見つけた名言集の中にも、

「人間の成長を止めてしまうのは、嫉妬心と責任転嫁である。
 つまり、ライバルは他者ではなく自らの心なのだ。」

というのがありました。

どうやらこの世界で最強の敵は、
自分自身であると言えそうです。

こうしようああしようと自分で決めたくせに
なかなかできないのが人間というものです。(もちろん僕も。)

新鮮さも手伝って、ほんの数日ならばできますが、
日が経つに連れてやらなくなってしまいます。

そしていつかしか止めてしまったその残骸を見て自己嫌悪に陥り
このままではダメだ! 今度こそ! と決意するのですが
また結果は同じ。そしてその繰り返し。

あの日胸に誓った熱い決意を阻止したのは誰でしょう。
他の誰でもなく、自分自身ですよね。
自分の中にいる魔物(堕落と欲望を司る魔物です。)の
力によって打ちのめされてしまったからです。

「成長する」というのは容易いことではありませんね。
決意して、実行して、続けることが必要なのですが、
この3番目の「続ける」というのがとても難しく、
多くの人がここで挫折してしまいます。

素敵な人生を送っている人というのは、
この「続ける」ことをやれている人です。

それでは、そうなるためにはどうしたらいいか。

まずは自分の生活の中で続けられていることはないかを
調べてみましょう。
ひとつでもいいので何か見つけてみましょう。

毎朝ベランダの鉢に水をやっている。
朝ごはんは必ず食べるようにしている。
SNSがどうしてもやめられず一日中ずっと続けている。

生活や健康に支障をきたすようなことでも良いので、
「続けている」ということに注視して洗い出してみましょう。

ピックアップしましたら、それをやっている時の心理状態を
思い出してみてください。

おそらくそこにはある種の「快感」があるはずです。
それは、それができないことの不安感を解消する快感です。
それをやっている間は心が落ち着き、冷静でいられ、
まるでそれが通常の状態であるかのようなそんな快感です。

先ほど、続けられないのは心の中にいる欲望の魔物のせいだ
と書きましたが、不思議なことに、
続けられている人にとっては、その欲望の魔物は、
続けている状態のほうに快感を感じるようになっています。

つまり、物事を止めさせようとする「自分の中の魔物」が、
今度は逆に、物事を続けさせようとしてくるのです。

飼い犬にオスワリやオテを教えるように、
自分の中の魔物をうまく手なずけることが必要なのですね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。