夢を強く思い描くことができればそれはいつかは必ず叶うと
思っていますが、それと同時に、人は自分の能力以上のことを
無理にしようとすると失敗してしまうものです。
そのため、大きな夢を思い描きながら、分を知った小さな行動を
積み重ねていくことがもっとも大切なのですが、
欲があるために、つい大きく出ようとしてしまいがちです。
足が短いのに階段を三段飛ばしで上ろうとするようなもので、
かなりの確率で転倒してしまうでしょう。
階段は一段一段、自分の速度を守って上るのが良いのです。
(二段飛ばしくらいならたまにしてみるのも良いですが。)
そのためにはまず自分の能力、自分の限界を知ることから
始めなければいけないのですが、これがまた欲があるために
なかなか思うようにできません。
過度に自信過剰になってしまったり、逆に自信が持てずに
能力を十分発揮できなくなってしまったりします。
自分の能力や弱点を認めるというのは、とても怖いものです。
自分の範囲を知り、その範囲内で積み上げていく、
というごく当たり前のシンプルなことが、なかなかできません。