日記

見えるのに見ていない

道端に咲いた花を見ても、何とも思わず通り過ぎる人と、
足を止めてその花の美しさを思う存分味わう人とがいます。
どちらが豊かな人生を送ることができるかは明白ですね。

「物を見る」というのは決して受け身の行為なのではなく、
そこからどれだけ多くのものを受け取れるかという
その人のスキルによって大きく左右される行為なのです。

同じ本を読んでも、ある人はそこから成功のヒントを得ますが、
ある人は「何だつまらない。」と言って放り出すでしょう。

また、同じ人であっても、むかし読んで何とも思わなかった本を
年月が経った今改めて読み返してみたら思わぬ感動を得た、
ということもあるでしょう。
これは本そのもののせいではなく、
それを読む人が成長したからに他なりませんね。

人間は毎日たくさんのものを見て生きていますが、
本当はまったく見ていないのかもしれません。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。