日記

見ているのに見えていない

アメリカの犯罪捜査官は、事件解決の糸口を、一般人が読む新聞
から見つけるという話を聞いたことがあります。

事件のことは一般の人も知っているはずですし、みんなが見てい
るのと同じものを見ているのに、他の人には見えないものを読み
取れるということは、ものを見るためには目だけではなく、
心も大きく影響しているということになりますね。

「心で読む」

という言葉がありますが、これは超能力でも、特別に集中した
状態などではなく、ごく普通の時にも当てはまることです。

世の中のありとあらゆる悲劇は、ほんのちょっとした不注意から
発生することが多いものですが、これは、目では見ているのに、
心で見ていなかったために、

「見ていないのと同じだった」

ことが原因であると言えるでしょう。

生きていくための情報や、生活のための「見る」という行為は、
目を開いているだけではなく、心を働かせて、意識的にしっかり
と見なければ、何も得られないのですね。

また、たとえば本を読む時にも、
ただダラダラと目を通すのではなく、

「こういうことを知りたい」

と強く想いながら読むことで、普通の人が気付かないような意味
を、行間に読み取ることができるのだと思います。

どんな時にも

「心の目を開いて」

ものを見るようにしたいものです。
(かなり疲労しそうですが・・・)

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。