日記

言葉が心を変えてしまいます

コミュニケーションの上手な人というのは、

「何を言うかではなく、いつ言うか」

「何を言うかではなく、どのように言うか」

ということの達人であり、そういうことが苦手な僕にとっては
羨ましい限りですが、言葉というのは使い方によって
自分自身の心まで変えてしまうので不思議です。

たとえば、何か言う時に、その中にある良いところと良くない
ところを続けて言うとしましょう。以下のような場合です。

「楽しかったけど、疲れたね」

「疲れたけど、楽しかったね」

上記の両方共、「楽しい」ということと「疲れた」ということを
同時に言っているわけですが、後者の言い方にしたほうが、
良い雰囲気が自らの心に残ることをお感じいただけるでしょう。

つまり、「終わり良ければすべて良し」という法則の通り、
「良いこと」を後にしたほうが、
全体として良い印象になるのですね。

また、僕はなるべく「悪い」という言葉は使いたくないと
思っています。

それは、言葉そのものが持っている音や見た目の印象に、
自らの心まで毒されてしまうという気がしているからです。

「悪い人」

というよりも、

「良くない人」

という風に言いたいといつも思っています。

「言葉は心を映す鏡である」

と言われますが、それは対人を意識した上だけではなく、
たとえば、自分以外の他に誰もいないようなところで、
独り言のように自分自身の心の中で言い聞かせるような時でさえ
美しくて良い言葉を選びたいものです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。