日記

言葉の魔術

「もう年だから。」などと言葉に出して言えば言うほど
不思議なことにその人は老けて見えてしまうものです。
60歳を超えていても年齢のことを決して口にしない人は
いつも若々しくて美しいものです。
「痩せなきゃ。」とよく言う人ほどいつまでも太っているし、
「健康に気をつけよう。」と言った翌日から病気になります。
言葉には、現実を変えてしまう力があるように
思えてなりません。
「悪いことが起きませんように。」と唱えたら
必ずと言っていいほど不運な目に遭いますね。
口に出して言った言葉は、
きっと「目に見えない誰か」がこっそり聞いていて、
僕たち人間に意地悪をするのです。
・・・などと思いたくなるくらい不思議な現象ですが、
現実的な視点でよく考えてみると、その原因が分かります。
人間はきっと、言葉にした瞬間に心のどこかで安心してしまって、
「実際の行動を怠ってしまう」のだと思います。
行動に起こさなければ現実は変わることはありません。
つまり、何か叶えたい「願い」があるとしたら、
それを叶えるためには「そのことを言わないようにする」
ということがもっとも重要だということになります。
口に出して言うのではなく、心の中で想うようにしましょう。
「ごめんごめん」とよく謝る人ほど、
まるで反省していないものです。
心から申し訳ないと思っているなら、
口でいろいろ言うのではなく、黙って行動を起こすでしょう。
口ではなく心で、言葉ではなく行動で、
生きるようにしなければいけませんね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。