日記

誰かの悪口を言いたくなったら、逆にその人を褒める

普段お世話になっている社長さんに誘われて食事に行きますと、
そのお店はその社長さんの「昔からの馴染みの店」なのですが、
そこの店主が、

「○○さんは、絶対に人の悪口を言わない男だ。
 人のことを悪く言っているのを、一度も聞いたことがない」

と言います。

確かに僕もその社長さんの口から誰かの悪口を聞いたことはなく、
話題がネガティブなこと、その対象者のことであったとしても、
その悪事の本質的な分析・感想を述べることはあっても、
当事者に向けた悪口を言うことは絶対にないのです。

僕が愛読する寺山修司さんなどは、

「悪口のススメ」

などと言っているくらいですし、人の悪口を言うのは日常の憂さ
を晴らしたり、周囲と協調するために効果的なものですので、
多くの人は悪口が大好物なはずです。

「悪口を言う人なんて嫌い」

と言っている本人でさえ、自分では気付かずにサラっと
悪口を漏らすことがあることを僕はよく知っています。

もちろん僕だって悪口を言います。

悪口を吐いてその時は気分が晴れますが、後々じわじわと
後味の悪さに絞めつけられる結果になることも知っています。

そんな自分を変えたくて、以前その社長さんに、いったい
どうすれば人の悪口を言わないでいられるのですかと尋ねた
ところ、このように言われました。

「誰かの悪口を言いたくなったら、逆にその人を褒めるんだよ」

その社長さんも悪口を言いたい気持ちになることは
実はあったのでした。

しかしそこでそのまま悪口を吐くのではなく、腹の中に留め、
逆に褒めようとする意識に切り替えることで、その人のこれまで
見えなかった良さに気付いたり、自分のほうが間違っていること
に気付いたりして、そうこうしているうちに、悪口を言いたい
気持ちはどこかに消えてしまうと言うのです。

今日の音楽

コラール/作曲:J.S.Bach

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。