日記

誰にでもできる仕事から自分しかできない仕事へ

「新卒で就職した会社に、約4割が後悔している」

という記事を先日目にしました。

今の若者は、

「嫌になったらすぐに辞めれば良い」

という考えが基本にあるようで、そういう想いが少しでもあると
今やっている仕事がたちまちおもしろくなくなります。

むかしの人は、仕事に関して、

「それしかやることができない」

という状況にあることが多かったと聞きます。
家業を継ぐのが当然だったし、一回入社した会社でずっと働く
のが当たり前だったのです。

そして、そのような制約があったにも関わらず、今の人よりも
仕事に関してプライドを持ち、目は生き生きと輝き、
幸せな人生を送っているように感じるのはなぜでしょうか。

仕事というのは、どんな職種でも(クリエイティブな職種で
あっても)、最初は「誰にでもできる仕事」です。

そこに独創性はありませんし、目新しさも全くありません。
毎日毎日同じことを延々と繰り返していくことになりますから
その段階で、

「この仕事は面白くない、この仕事は自分には合わない」

と勝手に思い込んでしまいます。
そして、求人情報ばかり気になるようになり、
その揺れた心はどんどん膨れ上がっていきます。
やがて、転職しか考えられなくなってしまうでしょう。

しかし、「仕事のおもしろさ」というのは、
本当はその先に待っていたのです。

一つのことを延々をやっているうちに、

「このままではつまらないから何か面白くできないかな」

と考えるようになります。
その想いが、内容の充実と飛躍、スピードアップへとつながって
いき、仕事の質がどんどん向上していきます。

その頃になるとその仕事は、最初は「誰でもできるもの」で
あったはずなのに、いつしか「その人にしかできないもの」に
変わっているでしょう。

つまり、仕事を楽しくやって幸せな人生を送るためには、
実は職種など何でも良いということになります。

「わたしはこれをやる」

と心に決めることが大切です。

そして、決めたなら、脇目も浮気も迷いもすべて捨てて、
その一つのことを延々やると良いでしょう。

「つまらないな」

という壁を突破した先に、素晴らしい面白さが待っています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。