日記

贈り物の気持ち

「プレゼントは、品物ではなく、気持ちだよ。」

という言葉に、

「いやいやそんなことはないだろう。
 やっぱり中身(品物)だよ。」

と思っていた、実に可愛げのない少年時代を送った僕ですが、
最近ようやく、品物そのものではなく、それを贈ってくれた人の
気持ちのほうが心に染みる歳になりました。

僕の場合、何か贈り物をいただいた時、その人がお店に入って
あれこれ品定めをして、最終的に僕にそれを選んでくれた
その情景を思い描くことが多くなりました。

実店舗ではなくネットショップの場合も同じです。
膨大な数のホームページの中からひとつを選んで、
僕のために注文ボタンを押してくれたその情景を思い描きます。

そして、その瞬間のその人の気持ちを丸ごと受け取って、
じんわりとあたたかい気持ちを感じます。

また、いただいた贈り物の中身そのものよりも、
包み紙や同梱されていたショップカードなどのほうが愛しく、
いただいた年月日と贈ってくれた人の名前を書き込んで、
僕の「大切なもの入れ箱」の中にしまっておきます。

僕が死んだら、それこそ単なる「ごみ箱」にしか
見えないのでしょうが、僕が生きているうちは、
その箱の中に入っているものは、
どんな高価なものよりも貴重な宝物です。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
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