日記

道具と技術

何か新しいことに取り組もうとする時に人は、
まず道具を揃えることに意識が向いてしまいます。
道具を揃えることで安心したいのでしょう。

また、何か上手くいかないことに直面すると人は、
すぐに道具のせいにしようとします。
失敗の原因や責任を、道具に転嫁したいのでしょう。

もしも道具を手に入れるだけで良い仕事ができるのであれば、
イラストレーター(絵を描くソフトの名前)を買った人は
みんなプロのイラストレーターになれるはずですし、
高い楽器を買った人ほど良い音楽を奏でられる、
ということになりますが、実際はそうではありませんね。
ピアノを買っても、最初のうちは、
音階を鳴らすのでさえ必死なはずです。

道具というのは、技術の高まりの中で
初めて威力を発揮するものです。

技術が向上するに従って道具による効果も高まります。

つまり、技術が無いうちは道具は威力を発揮してくれず、
技術が高まってくると、道具の効果も高まってきます。

まず、技術の研鑽ありき。

豪華な道具が手元に無くたって始められることがあります。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。