日記

選択し、範囲を絞り、集中しよう

自分が得意な、あるいは自分で決めたひとつのことに集中し、
それだけを専門的に、狭い範囲に絞って、延々とやり続けること
の大切さを感じていますが、何かひとつに絞るということは、
他の多くのものを捨てる、ということでもあります。

この世界にはたくさんのものがありますので、その中から
どれかひとつだけ選んでそれだけに身を投じるというのは、
とても勇気が要ることですね。
つい躊躇してしまったり、少しでも上手くできないとすぐに他の
ことに浮気をしてしまいたくなるものです。

しかし、そこでグっと堪えて、自分が決断したひとつのことを
ずっとやり続けることができるかどうかが、成功と失敗の
分かれ道となります。

広い範囲を、ある程度のレベル以上でまんべんなくできるように
というのは魅力的で一見すると強いことのように思いますが、
本当は、

「何にもならない」

と言い切ってしまって良いことのように思います。

とは言っても、たとえば、ひとつの分野においては、
一番は一人の人間しか取ることはできません。

そこで、範囲をさらに狭く狭くしていくことで、自分の世界、
自分の目指すものの焦点をどんどん絞っていくことができます。

たとえば、

「世界一のケーキ屋さん」

になりたいという夢を持ったとしましょう。
しかし、これではあまりに漠然とし過ぎていて、ひとつのことに
絞ることはできていますが、範囲を狭くすることができていない
と言えるでしょう。

そこで、たとえば、

「男性向けお菓子を作る世界一のケーキ屋さん」

「玉子を使わず美味しいケーキ作る世界一のケーキ屋さん」

「スタッフはみんな80歳以上、世界一のケーキ屋さん」

などというように、様々な言葉を足していくことで、
現在の自分でも手が届きそうな範囲にどんどん絞っていき、
その範囲内で精度を高めていくことに集中すると良いですね。

たとえば、

「男性向けお菓子を作る世界一のケーキ屋さん」

と目標を定めたのなら、男性に喜んでもらえるようなお菓子の
研究にのみ没頭するのです。

このように、まず一つのことに決め、そのテーマに沿って範囲を
狭くして焦点を絞り、そこに集中力を注いでいく、この一連の
行動を延々と続けていくことが大切だと思っています。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。