人間ならば誰でも長所と短所を持っているものですが、
多くの人は、長所をそのままにしておいて、
短所を直すことばかりに力を注ごうとする傾向があります。
自分の駄目なところというものは、自分の良いところよりも
気になってしまうもので、それを人並みくらいには改善したい
という気持ちが強くなってしまうのでしょうね。
しかし、そのエネルギーを、「長所を伸ばすこと」に注ぐこと
ができたなら、もっと良い人生を手に入れられることでしょう。
なぜなら、人はこの世に生まれて、
「何かひとつしかできない。」
からです。
ありとあらゆることができる人というのは存在せず、
たまに、それができるように見える人がいますが、
よくよく観察してみるとどれも中途半端で、「それなり」で、
その「それなりにできること」を大げさにプレゼンして
見せているだけです。(ある意味、自己プレゼンの能力に
長けた人だと言うこともできるでしょう。)
自分の長所を知り、それを伸ばそうとしなければ、
結局何のために生まれたのか分からなくなってしまうでしょう。
そこからすべての「生きる不安」が生まれてきます。
自分の長所を大切にし、それを磨き続けようと決意することが、
あらゆる人生の不安を消し去ります。