日記

闇があるから光が見える

白い紙に白い筆記用具で文字を書いても読むことはできません。
黒い文字も背景の白の純度が髙ければ高いほど
くっきりと浮かび上がります。

暗闇は恐ろしいものですが、その暗闇の存在があるからこそ
美しい光を享受することができます。

日々の生活に必死で、身近にある幸せを人は忘れがちですが、
悲しみや寂しさに打ちひしがれた時に、
ああ自分はいつも幸せだったんだと気付くものです。
(愚かですが、とても愛しい人間の一面です。)

幸せばかりの人生があったとして(実際にはありませんが。)、
そのひとつひとつの幸せをどのくらいかみしめられるか
はなはだ疑問です。

映画に悪役の存在があってこそ、
その映画が素晴らしいものとなっているように、
悲しみや寂しさの存在があって初めて、
僕たちの日々も輝くのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。