日記

音の絵画

早くも2月最終日です。
昨日の雪に心を洗われ、新たな気持ちで3月もがんばります!
音楽を作っていていつも思うことなのですが、
作曲というのは絵を描くことにとても似ています。
ひとつひとつの楽器は絵の具です。
五線紙は真っ白な画用紙です。
作曲という作業は、「音の色彩」を表現する、
「耳で聞く絵」だとも言えますね。
赤と青の絵の具を混ぜ合わせると紫色になるのと同じように、
音にも混ぜて使うと効果的な楽器があります。
たとえば、ホルストという作曲家の「木星」という曲の
有名な旋律(平原彩香さんが歌ったあのメロディー)は、
弦楽器だけで弾いているように聞こえますが、実は
ホルンも重ねて吹いているのです。
よく耳をすましてお聞きください。
弦楽器のメロディーだけでは硬質で少し上品過ぎてしまいます。
そこで、ホルンの角笛のようなやわらかな響きを重ねて初めて
あの壮大感・悲壮感が醸し出されるわけです。
また、ディズニーでティンカーベルが飛び回るような
かわいらしいパートを作りたい場合には、
ピッコロやフルートでメロディーを鳴らし、
それに、グロッケン(鉄琴)を重ねて叩いてみてください。
まさに「ディズニーアニメ!」といった雰囲気が出せます。
この他にもたくさんおもしろい楽器の組み合わせがあります。
音楽をおやりになられる方はぜひ試してみてください。
小学生の頃に、夢中になって絵の具を混ぜた時の
あの好奇心を思い出しながら。
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作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。