日記

音楽と食欲

音楽と食欲が密接に結びついているというお話は
以前も日記に書かせていただきましたが、
それはちゃんと脳科学的にも証明されているのだそうです。
危険を察した一匹の猿が不快な金切り声によって
迫る危機を周囲に知らせるのはよく知られていることですが、
この不快な金切り声に、食欲を減退させる力があるのです。
集団で食事をしている時に、外敵の襲来など危険が迫った場合、
もう食事どころではありません。
食事を諦めてその場から逃げなければいけませんね。
危機を察知した一匹の猿が金切り声をあげます。
それを耳にした猿の脳は、食欲を抑え込み、
今すぐその場から避難するよう指令を出します。
つまり「心に不快な音」が耳から入ってくると、
食欲が消えるようにできているのです。
不快な音楽、不快な音量の音楽が食欲を減退させることは
容易に想像できますね。
逆に、太古の昔、集団で楽しく食事をしている時には、
心地良い風の音、豊かな小川のせせらぎ、笑い声などが
響いていたに違いありません。
そのような「心に快い音」は食事を美味しくさせたことでしょう。
その頃の遠い記憶が僕たちの脳の奥に残っていて、
「心地良い音楽」が食欲を増幅させる要因となっているのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。