日記

音楽の勉強と音楽以外の勉強

義務教育を受けている時、

「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのか」

「わたしの将来の夢は○○なのだからこの勉強はしなくて良い」

などということを、誰もが一度は思ったことがあるでしょう。

分野を一つに絞って、専門性を大切にし、その細い道を長く歩む
ことの大事さは、以前ここでも書きましたが、一見すると関係の
ないように思うことでも、自分の専門分野に影響を及ぼします。

たとえば僕は音楽をやっているわけですから、今もこれからも
「音楽の勉強」を続けることを基本としますが、それ以外のこと
が、音楽を作る上で役立つことがたくさんあります。

そもそも「音楽を美しく作る」勉強はしていますが、
その一番最初のきっかけとなる「音楽の種」は、
音楽以外のところからしかやってきません。

美しい大樹の絵や行ったことのない場所の写真、神秘的な数式、
生物図鑑、日本語の響き、壮大な歴史物語、そういったものが
「音楽の種」となって、楽器を編成するヒントとなり、
テンポやリズムが決まり、旋律が浮かび上がってきます。

つまり、この世のどんなことでも、音楽を作るために役に立つ
ということになるわけです。

どんなことであっても、学習する機会があったなら、
深く学んでおいたほうが将来の助けとなるでしょう。

自分の専門分野の勉強を続けながら、この世界のありとあらゆる
ことに好奇心を持てなければいけませんね。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。