日記

音楽の種

僕が頂戴する作曲依頼のメールの中には、
個人のお客様からのものもありまして、
その数は最近増加傾向にあります。
個人ブログのブームを見ても分かりますが、
人間は「表現したい」生き物なのかもしれません。
先日制作させていただいたのは、個人の女性からのご依頼で、
その方が書いた詞に音楽を付けるというものでした。
お孫さんが歌えるような可愛い曲を作り、
それを息子さんの結婚式で発表したいとのご希望でした。
まずお客様が書いた詞を見せていただきました。
お祝いの気持ちを子供の目線で表現した素敵な詞でした。
その言葉のひとつひとつに音を付けていきます。
メロディーが出来上がったら、
いよいよ音楽をデザインしていきます。
現在はテクノロジーの進歩により、
ありとあらゆる楽器の音や効果音を
コストをかけずに自由に音楽に取り入れることができます。
お客様からお好きな楽器やイメージしている音を伺い、
ご希望に沿って音楽を作っていきます。
音楽が完成したら、
プロのボーカリストによる歌をレコーディングします。
そうして出来上がった音楽をCDにして納品となります。
今回はお孫さんご自身の歌声を音源に重ねてほしいとの
ご要望もございましたので、
お孫さんには数週間練習をしていただき、
実際に歌った録音データ(これがとても可愛かったのです)
を送っていただき、音を整え、音源にミックスいたしました。
そうやって完成した音楽が先日結婚式にて発表され、
たくさんの出席者が涙をお流しになって喜んだという
ご報告を聞き、制作した僕もとてもうれしく思ったものです。
個人のお客様の「想い」をもとに、
世界に一曲だけの音楽を作曲して差し上げるお仕事は、
「お客様とコラボレーションする」という無形のサービスです。
お客様の「想い」があってこそ、
この世に生まれる音楽なのです。
「世界に一曲だけの音楽」として
カタチにしてみたい「想い」をお持ちでしたら、
どうぞその「想い」をお聴かせください。
「音楽の種」となる「想い」をお持ちのお客様こそ、
そこから生まれる音楽のプロデューサーなのです。

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。