日記

音楽は、聴く姿勢によって得られるものが違う

音楽や映画、本などすべての鑑賞作品に言えることですが、
作品を鑑賞する際の姿勢、心構えによって、得られるものが
大きく異なります。

たとえば、1曲の音楽を、目を閉じて真剣にじっくり聴いた時に
得られるものと、何か作業をしながらBGMとして聞き流した時に
得られるものとの間には大きな差が発生します。

音楽をBGMとして聞くと、重々しかった気分が晴れたり、
単純作業が捗ったりする効果がありますが、
作品の世界を深く味わうことはできません。

音楽にじっくり耳をすませて聴くと、心が自然に開き、
音楽の世界に入り込むことができ、自分の人生と重ね合わせ、
生きるための価値有るものが得られる可能性があります。
今まで聞こえなかった音に気付くこともあるでしょう。

同じ5分間の音楽を聴くのでも、その5分間の鑑賞的な豊かさには
大きな差が生まれることが分かりますね。

つまり、作品というのは生き物であって、受け手の姿勢によって
与えてくれるものに違いが生じるのです。

今日の音楽

失われた風景/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。