日記

ギリギリ黒字で制作を続けることが大事

先日、お世話になっている映画プロデューサーに久し振りに会い、
高田馬場で食事とお茶をしながらお話しました。

プロデューサーですから、作品作りを立ち上げるのが仕事であり、
それは映画プロデューサーでも音楽プロデューサーでも、
「ヒット」を目指して仕事に取り組むことになります。

周囲の人に、

「どうすればヒットしますか」

とよく訊かれるそうですが、その答えは、

「誰にも分からない」

となるそうです。

ヒットした作品に共通していることがいくつかあり、それは、
研究し尽くされ、模倣し尽くされています。

有名な役者さんが出ているとか、映像が豪華絢爛だとか、
ストーリーがおもしろいとか、人間の喜怒哀楽を描いているとか、
感情を揺さぶるとか、様々ありますが、たとえばそれらすべてを
盛り込んだとしても、ヒットするかどうかは分かりません。
ヒットしないことのほうが多いそうです。

「ヒットを狙って作ると高確率でヒットしない」

ともおっしゃっていました。

これは、東宝などの大手の映画会社でも同じことで、
東宝が作る映画のすべてがヒットするわけではないという事実
を見ても明らかです。

自分の作りたいものを、ただ真剣に作る。

赤字にならない程度にギリギリ黒字で作り続けていると、
その中のほんのいくつかがヒットすることがあるのだそうです。

ギリギリ黒字を目指す理由は、続けるため。

赤字になってしまい、続かなくなった時点で、ヒットへの可能性
もまた消えてしまうことになりますので。

今日の音楽

ゆらめき/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。