日記

あの人をひとつの言葉で表すとしたら

ある人のことを思い出す時、その人が何を好きだったか、どんな
人だったか、短い言葉で、それこそたったひとつの単語で表現す
るということを、人間は頭の中でやっています。

たとえば、あなたの大切な人の顔を思い浮かべて、
どんな言葉(単語)が思い浮かぶでしょう。

優しい、花、音楽、料理、頑固、可愛い、美しい、お酒、カメラ、
油絵、りんご、映画、静か、元気、明るい、太陽、月。

たったひとつの単語でその人を表すとしたら、それがあなたに
とってのその人のイメージであり、たとえば、新しいカメラを
買ったけれどどうやって撮影したらいいか分からない、という
ことがあった時に、カメラという言葉と紐付けされた人物を
まず真っ先に思い浮かべるでしょう。

つまり、誰かにとって必要な人でありたいと思うなら、自分自身
を何かひとつの言葉で表現できるように、そのひとつのことだけ
に没頭し、自分はこれに夢中ですということを周囲の人に発表し
続ける必要があるということになります。

そして、紐付けされる言葉は少なければ少ないほど強くなります。
究極はたったひとつの言葉に集約されると良いでしょう。

言葉が多くなればなるほどそれぞれの力が弱まってしまい、
結局何をする人なのか、どんな人なのかが曖昧になってしまい、
人の記憶には残りません。

今日の音楽

新しい道/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。