日記

「絶望」から人間関係がスタートします

僕はむかしから人付き合いが苦手で、人前に出ると、相手が一人
であったとしても、大きな人間恐怖を感じてしまいます。

相手にする人間が多ければ多いほど逆に緊張は薄らぐ感じがあり、
たくさんの人の前で話したりする機会もありますが、むしろ楽し
んでできるのが不思議なところです。

たくさんの人を相手にする時は、生身の人間を意識しなくて良い
からなのではないかと思っています。

恐ろしいのは、初対面の一人の人間と対峙した時です。

自分が人間であるくせに人間を恐怖するというのは実に変な話で
すが、本当のことです。

まず、スラスラと上手く話すことができません。

そして、自分に自信がないこと、流暢に話すことができないこと、
相手の感情の動きを気にし過ぎることなどがありますが、
もっとも大きな理由は、

「人間という存在を信用していない」

ということがあると感じています。

相手を信用しない、相手に何も期待しない、という状態から始ま
りますので、まずは「絶望」から人間関係がスタートします。

家族や親友、慣れ親しんだ仕事のパートナーなどと話す時には
そういった緊張や絶望は一切感じることはなく、一人で過ごして
いるのと変わりがないくらいの落ち着いた気持ちになります。

そして、いったんそのような関係になれると、信用とか信頼とか
損得とか、そのようなことは消え去ってしまい、たとえば相手が
僕に対してどんなにひどいことをしたとしても、それも含めて
その人のことを大切に思えるというような気持ちになります。

多かれ少なかれどんな人でもそのような人間関係の壁は持ってい
ると思いますが、僕の心の壁は人一倍大きく、強く、固く、
それを乗り越えるのはなかなか難しいと思っています。

誰とでもすぐに仲良くなる、というのは僕にはできません。

今日の音楽

夏の残り香(ピアノ)/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。