日記

確率と心

この世界は「確率」で成り立っているということを、僕たちは
日頃あまり意識して過ごすことはありませんね。

朝起きてから夜寝るまでのすべてのことががっちりつながってい
るように感じて過ごしています。

たとえば、幸運である不運であるということや、ツキが回ってき
たなどという言い方をすることがありますが、心ではそう感じて
いても実際は、一回一回の行いはすべて同じ確率の上に成り立っ
ています。

10回チャレンジして9回成功した。
なんて運が良いんだ。
きっと10回目も成功するだろう。

と思ったり、逆に

10回チャレンジして9回失敗した。
なんて運が悪いんだ。
きっと10回目も失敗してしまうだろう。

と思ったとしても、10回目が成功するか失敗するかは、それまで
の9回と変わらない確率で起こることになります。

技術を上げることで、成功の確率を高めていくことはできます。

しかし、チャレンジするその瞬間の確率というものは、その前後
の結果にはまったく影響されることはありません。

結果に影響されるのは人間の「心」です。

9回成功した後は、ついつい気持ちが緩むでしょう。
そして技術的には失敗しない小さなことで大失敗してしまいます。

9回失敗した後は、ついつい臆病になってしまうでしょう。
そして技術的にはできることでも躊躇してできなくなります。

つまり、成功が積み上がっていても、失敗が積み上がっていても、
その過去の結果に心が取られた瞬間に、失敗のリスクが高まるこ
とになります。

その時その時の確率はまったく変わっていないのに、心のせいで、
失敗のリスクが高まってしまうのです。

一回一回のチャレンジがその前の数回のチャレンジとはまったく
関連性のない、新しいチャレンジであると毎回毎回思うことが
できると良いですね。

今日の音楽

砂糖菓子のワルツ(チェレスタ)/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。