今の若い人たちは何でも「ヤバイ」と言います。
嬉しいことがあった時にも「ヤバイ」。
困難にぶち当たった時にも「ヤバイ」。
美味しいものを食べた時にも「ヤバイ」。
もう「ヤバイ」という一言だけで会話しているようなもので、
その「ヤバイ」がどんな内容なのは、
「私の状況を見て、あなたが判断してください」
ということです。
これは、自分の感情表現の放棄であり、自分の気持ちを説明する
ことを面倒くさがって、他者に強要していることになります。
「私の気持ち、分かってよ」
「私の気持ち、察してよ」
と相手に想像を無理強いします。
会話をすればするほど、相手を疲れさせます。
Simple Life/作曲:山谷 知明