「自分はなんて運の悪い人間なんだろう」
そんな風に思ってしまうことって誰でもありますよね。
僕も、お店でどちらを買えば良いか2つの商品で迷いに迷って
思い切って購入したら、選んだほうが間違いで選ばなかったほう
を買うのが正解だったという経験は山ほどありますし、それまで
雨が降っていなかったのに、外に出ようとした瞬間に急に大雨に
見舞われます。
また、なぜかトイレに入った瞬間に宅急便が届くことが多く、
つい先日も、楽しみに待っていた品物が今日届くというので
その時間帯に絶対にトイレに行かないように集中しなから待って
いましたがいつまでたっても宅急便が来ません。
かなり長い間待っていても来なかったため、ずっと我慢していた
トイレに入ってすぐには出られないような状況になった瞬間に
ドアのチャイムが鳴った・・・ということがありまして、普段は
かなりの楽観主義な僕も、この時ばかりは自分の運を呪いました。
何をしても失敗しますし、どんなに幸運を期待しても不運なこと
ばかり起きます。
二者択一ではいつも良くないほうの選択をしてしまいます。
「自分はなんて運の悪い人間なんだろう」
と思います。
しかし、それが自分の思い込みであるとしたらどうでしょうか。
つまり、
「不運なことだけが強烈に記憶に残っており、幸運なことは
すぐに忘れてしまう」
としたらどうでしょう。
僕は、人間の幸運・不運なんて、おそらくそんなものではないか
と思っています。
たまたま運が悪かった。
たまたま運が良かった。
そして、不運ばかり心に残して、幸運はすぐに忘れてしまう。
そうやって、自分自身を「不幸な人」という風に、勝手に作り
上げてしまっているのです。
それならば、自分自身を「幸運な人」という風に、勝手に作り
上げることだって可能なはずですね。
曇り空/作曲:山谷 知明