黒澤明監督の『生きる』を観るとよく分かりますが、人間は、
生きていながら死んでいる人がいかに多いことか、そのような
生ける屍という状態の人がほとんどなのではないでしょうか。
自分自身を振り返ってみてもそうです。
「生きている!」
と実感する時間は、一日のうちどのくらいあるでしょう。
多くの時間は、何も考えず、何の目的も持たず、ただ漠然と
過ごしていることに気が付いて時々ハっとなります。
それでは、生きていると実感できる時間というのはどんな時なの
かを考えてみますと、
◆好きなことを夢中でやっている時
◆困難なことにチャレンジしている時
◆誰かの手助けをしている時
ということが挙げられます。
木枯らし/作曲:山谷 知明