日記

人間の物語

たまにとんでもない人に出くわすことがあります。

「この人、どうして今このタイミングで、
 こんなこと言うんだろう」

というような人や、

「この人、どうしてこんなことをしてしまったのだろう」

と驚き呆れてしまうようなことをする人がいます。

先日、会社に電話がかかってきまして、突然の無言電話です。
こちらが何度尋ねても名乗ることすらしません。

切ろうかなと思ったその瞬間。

「届きました?」

といきなり話し始めました。
低い中年風の男性の声です。

「こっち大阪なんやけど。やっぱりそっち行くんすか?」

何のことを話しているのか分からなかったのですが、

「弊社の募集か何かをご覧になったのでしょうか」

と尋ねてみたところ、

「ボーカリスト、在宅の、ボーカリストの募集」

と乱暴に言います。

この時点でもう即お断り、このような人と話すことは1秒でも
時間の無駄と思っているため、即さようならなのですが、
最近ではこのような人に対しても、

「この人はなぜこんな人間になったのだろう」

と興味深く思うようになりました。

人間は生まれた時は誰でもみんな素っ裸で泣き笑いしていたはず
ですが、時を経て、いつしか様々な人間に変化していきます。

その変化がどうして起こるのか、その背景にある物語にとても
興味があります。

今日の音楽

曇り空/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。